教えて先輩! 受講生インタビュー


体験型学び講座「First Year Program in KYOTO」って実際どうなん? 今まさに受講真っ最中の2024年度受講生の先輩に聞きました!

インタビューに答えてくれた、土田彩花さん・泉谷真韻さん・影山友南さん(左から)


ー 自己紹介と、大学でやってることを簡単に教えてください。

土田さん:同志社大学文学部1回生の土田彩花です。出身は愛知県で、大学では邦楽部に所属しています。京都に来たので伝統的なことをやりたいと思って大学に入って尺八を始めました。

泉谷さん:立命館大学理工学部1回生の泉谷真韻です。神奈川県出身で、卓球サークルと食べ歩きのサークルに入ってます。

影山さん:同志社女子大学学芸学部1回生の影山友南です。静岡県出身で大学ではパイプオルガン専攻で頑張っています。

ー 高校時代はどんな高校生でしたか?

土田さん:高校時代はわりと内気であまり積極的には動かなくて、、、本はよく読んでいましたがなんとなく過ごしてた感じです。あんまり何かをやったということもなかったという、そんな高校生でした。

泉谷さん:高校は男子校でした。僕は文化祭や体育祭などみんなでひとつの目標にとりくむことに達成感や楽しさを感じるタイプで、とにかくみんなと一緒にいるのが好きでした。コロナの時期でしたが学校行事でもその制約をどう乗り越えるのか?とうことも僕たちでないとできない体験だと思って取り組んでいました。100%ではなかったかもしれませんがいい経験になったと思います。

影山さん:高校は音楽コースで音楽漬けでした。留学を考えていたのでそれに備えて外国語の勉強を始めたり、学校の勉強も頑張りたかったし、放送部にも入っていて、という欲張りな高校生活だったと思います。

  

― そんなみなさんがFYPを受講しようと思ったのはなぜですか?

土田さん:大学に入ったら自分から行動しないと棒に振ってしまうということも聞いていたので、積極性を身につけて何かしなくちゃ、という気持ちはありました。私はコミュニケーションにも苦手意識があるのでそういうことも改善したいと思って参加しました。

泉谷さん:大学生活ってすごく自由なイメージがあって、その自由な時間を活かすも活かさないも自分次第だと思っていました。じゃあその時間をどう活かそうかと思っていたときにFYPの案内を見ました。ですが自分にはちょっと重いかな、という気もしてギリギリまで迷って迷って申し込みを決めました。締切最終日でした。

迷った理由は自分が人見知りということもあって、大学の垣根も超えて何かをやるということに不安があったからです。でもそれ以上に何か新しいことに取り組みたい気持ちが強くて、とりあえずはやってみよう、と思ったんです。

影山さん:FYPに参加しようと思ったのは大学1年生しかできないことに参加したいということも大きくて、パンフレットを見たときに「参加したい!」となりました。直感でした。

せっかく京都に来たので京都らしい何かをしたいと思ったこともありました。

  

― 参加にあたって不安とかなかったですか?

土田さん:私は人見知りなのでまわりの人たちと仲良くなれるか参加するまですごく不安でした。でも実際に参加してみると、活動を通してメンバー同士で話し合うことも多いのでお互いのこともよく知れるようになったし、クイズラリーなんかもあってみんなと仲良くなれたと思います。自分なりにも笑顔で話すようには心がけていました。大学に入ってはじめの授業で話しかけてくれる人が笑顔だと話しやすかったので、自分もそうしてみよう、って。

泉谷さん:申し込む時は初めての大学生活で、いろんなことと両立できるのかは少し不安でした。実際にはミーティングもみんなの空いてる時間にスケジュール調整したり、忙しいときはお互いに助け合ったりしたので、時間の制約は思ってたほどではありませんでした。

あと、FYPってまじめな内容のことをやるので堅い雰囲気なのかな、と思っていたのですが、実際にはサポーターさんが話しやすい雰囲気を作ってくれたりして明るい雰囲気で取り組めています。はじめの頃にサポーターさんがみんなに話しかけたり話を振ってくれたおかげでチームのメンバーがどんな人なのかが早くにわかり、打ち解けることができたのでとても良かったです。

影山さん:私の場合は不安というよりも期待100%でわくわくしながら来たのを覚えています。うん。。。不安ってなかったかも。(笑)

実際に参加してみてFYPの雰囲気はほんとに優しくて温かくて。。。私、これまでいろんなことに一生懸命頑張ってきたことを「真面目~」とかからかわれて実は傷ついてたこともあったんです。でもFYPではそんな人は一人もいなくて、みんな何かしらのモチベーションを持って参加していて、ほんとにいい場所に出会ったな、って思います。

― そんな期待や不安を持ってですが、これまで講座に参加していかがでしたか? 自分なりに成長したな、って思うことはありましたか?

土田さん:講座では社会に出ている大人の人と話す機会が多くて、視野が広がったと思います。サポーターの人たちが柔らかい雰囲気で話しやすいですし、講座は4時間くらいあるのですがいろんなプログラムをやってると「時間が過ぎるのが早いな」と毎回感じてます。

人と接する・話す機会が増えたので、人と話すことに恐怖を感じなくなりました。今でも一人でいるほうが好きということは変わらないのですが、人と話すことも楽しめるようになったな、と感じます。

それから、これまでだといろんなことを後回しにしがちだったのが、グループで活動することが多くなってやるべきことをやる、という力がついてきたのも成長したと思うことです。

泉谷さん:講座ではいろんなことをしますが、将来の自分のために今どういうことができるか?という内容もたくさんあるし、メンバーとの交流や京都のことを知る機会も多くて貴重な機会だな、と思います。

以前はまじめなことに自分から参加するということはなかったので、実は大学入学を機に自分を変えようという意味も込めて参加を決めたんです。だから講座の中でも自分からリーダーを申し出たりして積極性が増したと思います。

プレゼンや発表のスキルも徐々についてきたと思います。土田さんとも共通しますが、期限を決めて課題に取り組む上でのスケジュール管理の能力もついたと思います。

そして何よりFYPを受講しようと思えたこと自体が成長した点だと思います。これまでだと何かに参加するときも「友達が申し込むから自分も」みたいな感じだったので、自分の意思だけで参加しようと思うようになったのは大きな変化だと思います。

自分でも結構変わってきたと思いますが、まだまだな部分もあるので残りの時間で成長しきるつもりで参加したいと思っています。

影山さん:はじめはFYPというのは大学1年生が集まって何かのプロジェクトをするのかな、くらいの軽い気持ちで参加したのですが、やってみるとすごくて、企業とも組んで「社会を1ミリでも動かそう」という本格的な活動もあるし、ワークショップや京都の文化を深掘りすることもあって。大変で「うっ」と思うこともあったのですがそれを超えるやりがいがあるので素晴らしい体験をしていると思います。

一番成長したと思うのはコミュニケーションの面です。今でも難しいと思うことはあるのですが、自分の思い・考えをどうやって伝えるかを学んでいます。普段の友達との軽い雑談ではなくて、何かを目指すときに本気で話すと意見が合わない時もあるのですが、それをどう乗り越えるか、どう伝えたらいいか、毎回毎回勉強させてもらっています。優しく、でも自分の意見もしっかり言えるという人が講座の中にいるので、そういうまわりの人のいいところからも学べています。

  

― 講座を楽しみながら成長の手応えも感じていただいているようですが、大変だったと思うことはなかったですか?

土田さん:大学生活で忙しい時期はそれぞれあるので、授業の課題やサークル、FYPでやることはリストにして忘れないようにするのと、優先順位をつけて終わらせるということを意識しています。だんだん慣れてきたということもあって両立できるようになってると思います。

泉谷さん:最初はバイトもしてなくて授業とFYPだけでした。初めの頃は大学生活のいろんなことに追われてる感じだったのが2週目3週目になると優先順位をつけられるようになって、うまくやれるようになってきたと思います。今ではバイトも始めて、徐々に両立できるようにしています。

影山さん:FYPでは毎回「Try & Learn Sheet」を作ったり、みんなでプレゼン発表を作ったりもするので、慣れないうちは大変でした。でも一人で抱え込まなくていい、仲間がいる、というのがFYPなので、私にとっては人を頼るということの大切さもここで学んでいることのひとつです。大変だなと思ったときに思い切って相談すると誰かがカバーしてくれるということが起こりましたし、逆に余裕のあるときには今度は自分がカバーしたりして、優しさも持てるようになりました。大変だと思うときでも絶対どうにかなります!

― 最後に入学前の自分を振り返ってみて、これを読んでいただいている新入生の方へメッセージをお願いします。

土田さん:高校時代の自分が見たら「頑張ったね」って言ってくれると思います。高校の時は自分のことが好きじゃないというか、悪い面ばかり見えてしまって自分に自信が持てなかったので、成長したいな、って思ってました。これまではそもそもこういうことに参加しようとも思わなかったので、FYPに参加を決めたことは自分にとっての転換点だったと思います。

最初は参加するのにとても迷ってて、親に「参加したい」と言うのも躊躇していました。私にとっては思い切って参加したことで話す力が上がったり視野が広がったりとすごく大きなメリットがあったので、迷っているなら参加してほしいなって思います。

泉谷さん:何かを始めてみたいという気持ちはあっても迷ってる人も多いと思いますし、受講生でも参加を迷ったという人は実際にたくさんいます。そういう人も講座の中でだんだん成長していって、自分から何かの役割に手を挙げたりするようになっています。不安はあると思うのですが参加することでそういう不安も乗り越えられる自分になれると思います。ぜひ参加してみてください!

影山さん:私は講座に参加することで自分の「コミュニケーションの引き出し」が増えて、その場に応じた話し方ができるようになってきました。これは大学生活の他の場面でも強みになってると思います。もう一つの新しい自分を作りだしてる、という感覚です。

新入生のみなさんもFYPが少しでも気になるなら参加してみてください。まずは足を踏み入れてアンテナを張って講座を満喫していただければ、信じられないくらいに楽しい世界が待っています!

―ありがとうございました!


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